「ニッサのパルティア要塞群」は、トルクメニスタン南西部に位置し、紀元前3世紀半ばから後3世紀初頭にかけて中央アジアを支配したパルティア帝国の首都の遺跡。2007年に世界遺産に登録されました。
王城など巨大な建築物群の遺構が残る旧ニッサと、市街地であったとされる新ニッサと呼ばれるふたつの遺丘により構成され、いずれも城壁で囲まれていました。最盛期のニッサはローマ帝国の拡張を防ぐ砦であったと同時に、南北・東西の交易ルートの交差点で、通商の中心地として機能していました。現存する遺跡や発掘品は、当時のニッサの政治力や経済力を裏付け、またアジアと地中海文化の交流の証拠を示しています。
国名 / エリア | アジア / トルクメニスタン |
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登録年 | 2007 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) |
備考 | Parthian Fortresses of Nisa(UNESCO) |