ワディ・ラム保護地域

Wadi Rum Protected Area

ワディ・ラム保護地域は、ヨルダン南部、サウジアラビアとの国境に近いアカバ近郊に位置する砂岩と花崗岩でできた谷です。ワディとは「涸れ谷」の意で、砂岩の山と谷、自然に形成された岩のアーチ、狭い峡谷、そびえ立つ崖、大規模な地滑りの跡や風紋などが織りなす壮大かつ古典的な砂漠の景観が見られます。

この地には約1万2千年前から人が暮らしていたと考えられています。残されている岩絵、碑文、考古学的証拠が初期の住民の文化的伝統を伝え、人間の継続的な居住と土地利用を証明しています。

岩や崖の表面には人間と動物の姿を表す精巧なペトログリフが刻まれており、その数は2万5千点にも及びます。これらの記録は、この土地における牧畜、農業、文化的活動の様子を今に伝えるほか、乾燥地帯で希少な資源を最大限に活用して継続した人間社会の適応性と創意工夫、その生活様式を理解するための貴重な証拠を提供しています。またサムード語、ナバテア語、多数のアラビア語の碑文が見つかり、社会の間で読み書き能力が広まっていたことがわかります。

文化、自然両面の価値が評価され、2011年に複合遺産として世界遺産に登録されました。

国名 / エリア アジア / ヨルダン
登録年 2011
登録基準 複合遺産 (iii) (v) (vii)
備考 Wadi Rum Protected Area(UNESCO)

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