リヴァプール-海商都市(登録抹消)

Liverpool – Maritime Mercantile City (Delisted)

リヴァプール

イングランド北部の都市リヴァプールは、18-20世紀にかけて港湾施設の建設や管理の革新的技術を誇り、国際交易や移民の出入国を支える重要な港として、大英帝国の交易と文化の発展に大きな功績を残しました。1807年に奴隷貿易が廃止されるまでは、その拠点として全盛を誇り、世界で最も重要な交易地にも数えられました。

倉庫や運河跡など港湾活動に関連する施設が残る港湾地区、公共施設が並ぶ文化地区、商品取引所や保険事務所などがある商業地区ほか、当時の繁栄を示す全6地区が「リヴァプール-海商都市」として2004年に世界遺産に登録されました。しかし近年、港湾地区内や緩衝地帯における再開発により景観が著しく変貌し、世界遺産の歴史的価値が損なわれたことを理由に、2021年に世界遺産登録を抹消されました。

国名 / エリア イギリス / ヨーロッパ
登録年 2004
登録基準 文化遺産 (ii) (iii) (iv)
備考 Liverpool – Maritime Mercantile City(UNESCO)

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