南シベリアのアルタイ山脈は、北アジアの山岳植物と動物種の生物多様性にとって極めて重要な地域です。ロシア、中国、モンゴルにまたがるアルタイ山脈のうち、ロシア領内に位置する総面積 161万ヘクタール強が世界遺産に登録されています。「アルタイ」は中央アジア遊牧民の言葉で「金の山」に由来することから、「アルタイのゴールデン・マウンテン」という名称で登録されました。
この地域は、ステップ、森林ステップ、混交林、亜高山植生から高山植生まで、標高に応じた垂直な植生分布を、シベリア中部で最も完全な形で表しています。多くの希少種や固有種が見られ、ユキヒョウなどの絶滅危惧種の動物にとって重要な生息地でもあります。
国名 / エリア | ヨーロッパ / ロシア |
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登録年 | 1998 |
登録基準 | 自然遺産 (x) |
備考 | ■関連サイト Golden Mountains of Altai(UNESCO) |