オヴス・ヌール盆地

Uvs Nuur Basin

モンゴルとロシアにまたがるオヴス・ヌール盆地は、浅く塩分濃度の高いオヴス・ヌール湖を中心とし、モンゴル側の7つ、ロシア側の5つの自然保護区を含むエリアです。標高約800メートルに位置するオヴス・ヌール湖周辺には、砂漠ステップ、ステップ、針葉樹林、落葉樹林、多様な湿地や沼地、淡水湖や塩水湖、砂丘、ツンドラまで、多様な景観が存在します。また、オヴス・ヌール湖を見下ろすように、標高約4000メートルの山々が連なります。

オヴス・ヌール盆地は辺境の地に位置するため、古来から続く手つかずの自然を今日まで保持しています。このため、氷河期から現在までの地形や生物の進化を研究する上で、科学的に特に重要な意味を持っています。また、オヴス・ヌール湖周辺の景観の多様性を反映し、地域固有の植物が多数見られるほか、ユキヒョウやアジアアイベックスなどの絶滅危惧種を含む、種の多様性が豊かです。

国名 / エリア アジア / モンゴル / ヨーロッパ / ロシア
登録年 2003
登録基準 自然遺産 (ix) (x)
備考 ■関連サイト
Uvs Nuur Basin(UNESCO)

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