ウズベキスタン中央部の歴史的都市サマルカンドは、シルクロードの交易都市として繁栄し、世界中の文化の交差路と称されています。2500年の歴史を有する中央アジア最古の都市で、14世紀から15世紀にかけてはティムール王朝の都として、最も重要な発展を遂げました。
サマルカンドは「青の都」として知られ、その名の通り、多彩な青色のタイルのモザイクで美しく彩られたイスラム建築が特徴的です。そのひとつ、グーリ・アミール廟は、ティムール朝建国者のティムールとその家族の霊廟。外観はターコイズブルーのドームが目を引き、内部には黄金の装飾が施されています。
ほか、レギスタン広場に向かい合うように建ち並び、荘厳な光景を演出する3棟のマドラサ(神学校)や、ティムールにゆかりの人物たちが祀られているシャーヒ・ズィンダ廟群など、いずれの建物も濃淡の異なる多様な青いタイルを用いた緻密で華麗な装飾が施され、青い空の下で息をのむような景色を展開しています。
国名 / エリア | アジア / ウズベキスタン |
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登録年 | 2001 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iv) |
備考 | Samarkand – Crossroad of Cultures(UNESCO) |