クロアチア南部、アドリア海沿岸に位置する「シベニクの聖ヤコブ大聖堂」は、ゴシック様式とルネサンス様式が見事に融合したユニークな建物です。
15世紀から16世紀にかけて建てられた聖ヤコブ大聖堂は、その建設を手掛けた北イタリア、ダルマチア、トスカーナの3つの異なる文化背景を持つ建築家たちの影響を受けました。石のみを使用した構造に、ヴォールトやドームの建設の技術が特徴的です。聖ヤコブ大聖堂は、教会建築におけるゴシックからルネサンスへの移行を示す貴重な証拠と評され、その建設における独特な手法は、教会建築の発展における重要な段階を示しています。
国名 / エリア | クロアチア / ヨーロッパ |
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登録年 | 2000 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iv) |
備考 | ■関連サイト The Cathedral of St James in Šibenik(UNESCO) |