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サラズムの遺跡
サラズムはタジキスタン北西部の古代都市で、ウズベキスタンとの国境付近に位置します。
サラズムとは「地の始まるところ」を意味する言葉で、紀元前4000年から紀元前3000年末に中央アジアの人々の暮らしや、都市形成の過程など人類の定住の歴史を示しています。
遊牧民が家畜の放牧に適した山岳地帯と、農作物を作るのに適した渓谷にはさまれた場所にあります。遺跡から、銅やスズといった金属を生産・加工していたことや、装飾品の宝石や皮製品なども発掘され、街が発展していく様子がわかります。
サラズムの遺跡は、中央アジアの集落発展を物語る考古遺跡として、2010年に世界文化遺産に登録されました。