サン・アグスティン遺跡公園

サン・アグスティン遺跡公園は、コロンビア南西部、アンデス山脈のコロンビア中央山塊に位置し、総面積116ヘクタールにおよぶ３つの遺跡群から構成されています。

紀元前1000年頃から栄えた首長制社会の中心地であり、紀元1世紀から900年に築かれた直径30メートルに及ぶ墳丘墓をはじめ、石棺や神・精霊を表す巨大な石像が数多く残されています。これらの遺構は、複雑な儀礼を通じて形成された社会構造と、北部アンデスの厳しい自然環境に適応した南米先住民の卓越した芸術性と独自の世界観を象徴する、極めて重要な文化的遺産です。