「シェラン島北部のパル・フォルス狩猟景観」は、デンマークの首都コペンハーゲンの北東約30kmに位置する、2つの狩猟用の森と狩猟公園を含む景観です。
「パル・フォルス式」狩猟とは、騎乗して猟犬を伴う狩猟方法のこと。若いころにフランスでこれを体験したデンマーク国王クリスチャン5世の命により、王室が狩猟を楽しむために1670年以降に設計されました。星型に配置された狩猟用レーン、幾何学的道路網、番号が付けられた石柱、柵、狩猟小屋など、バロック様式の造園設計が特徴的です。 ヨーロッパ、特にフランスとドイツで設計された狩猟景観が、17世紀から18世紀の景観設計の発展に影響を与えたことを示す好例です。またこれは、17世紀後半の絶対君主の権力を象徴する景観と捉えられ、ヨーロッパの景観設計の重要な段階を示しています。
国名 / エリア | デンマーク / ヨーロッパ |
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登録年 | 2015 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | The par force hunting landscape in North Zealand(UNESCO) |