「マデイラ諸島のラウリシルヴァ」は、北大西洋上、アフリカ大陸近くに位置するポルトガル領のマデイラ諸島にある世界遺産。
ラウリシルヴァとは、1,500万年から 4,000万年前に南ヨーロッパの大部分を覆っていた照葉樹林の一種であり、現在では事実上絶滅したと考えられています。マデイラ島には、氷河期の影響を逃れた太古から続く照葉樹林の貴重な原生林と、その生態系が残されています。
「マデイラ諸島のラウリシルヴァ」は生物多様性においても重要な場所で、照葉樹林に特有の植物や動物が多く見られます。固有のシダやコケ植物など豊富な地衣類は、環境の質が高く、汚染がないことを示しています。また、マデイラバト、2種の希少なコウモリを含む、固有性の高い脊椎動物のほか、500以上の固有の無脊椎動物が生息しています。
国名 / エリア | ポルトガル / ヨーロッパ |
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登録年 | 1999 |
登録基準 | 自然遺産 (ix) (x) |
備考 | Laurisilva of Madeira(UNESCO) |