グリーンランドのグヤダー:氷冠縁辺部における古代スカンジナビア人とイヌイットの農業景観

Kujataa Greenland: Norse and Inuit Farming at the Edge of the Ice Cap

グヤダーは、アイスランドのヴァイキングたちによって985年頃からグリーンランドに建設された3つの入植地のひとつで、グリーンランド南部に位置する亜寒帯の農業地帯です。10世紀に入植した古代スカンジナビア人の農民・狩猟民と、18世紀末から発展し現在も続くイヌイットの狩猟民とイヌイットの農業コミュニティの文化史を証明しています。

グヤダーは北極地方における農業の最初期の導入例であり、古代スカンジナビア人のヨーロッパ外における最初の入植・定住例です。10世紀に興った古代スカンジナビア人の農業集落は、18世紀に開始されるイヌイットの農業の基盤を築きました。これら2つの文化は時代も起源も異なるものながら、いずれも北極圏における牧畜文化であり、農業、放牧、海洋哺乳類の狩猟に基づいた文化的景観を生み出しました。

国名 / エリア デンマーク / ヨーロッパ
登録年 2017
登録基準 文化遺産 (v)
備考 Kujataa Greenland: Norse and Inuit Farming at the Edge of the Ice Cap(UNESCO)

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