ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群

Palaces and Parks of Potsdam and Berlin

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群

「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」は、ドイツの首都ベルリン南西部から郊外のポツダム北東部にかけて残る、プロイセン王国時代の建造物や庭園からなる世界遺産。代表的なものとして、フリードリヒ2世の命により1745年からわずか2年間で建てられたサンスーシ宮殿、併設のサンスーシ庭園や、ポツダム会談が行われたことで知られる1917年建設のツェツィーリエンホーフ宮殿などが含まれます。特にロココ様式のサンスーシ宮殿は、しばしば「プロイセンのベルサイユ」と称され、イタリア、イギリス、フランドル、フランスの建築から影響を受けた結晶です。

世界遺産に登録された宮殿や公園はいずれも建築と造園の傑作と評されます。この地域には約150もの歴史的建造物が見られますが、約200年の時間をかけて徐々に設計・建設されていく中で、全体的な構成の調和を損なうことなく、多様な様式がひとつの空間に共存しています。

国名 / エリア ドイツ / ヨーロッパ
登録年 1990
登録基準 文化遺産 (i) (ii) (iv)
備考 Palaces and Parks of Potsdam and Berlin(UNESCO)

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