昌徳宮

Changdeokgung Palace Complex

昌徳宮
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昌徳宮の概要

昌徳宮(しょうとくきゅう、朝鮮語読み:チャンドックン)は韓国ソウル特別市に存在する李氏朝鮮の宮殿です。正宮は「景福宮(けいふくきゅう、朝鮮語読み:キョンボックン)に対する離宮として1405年に創建されました。文禄の役(1592年)で略奪や放火の対象となり消失した後再建されたが、1917年にまた火災で内殿区域が消失、朝鮮総督府によって改築されたものが現存しています。
昌徳宮の建造物群は、1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産) として登録されました。

歴史

昌徳宮は太宗(デジョン:朝鮮王朝時代第3代国王)の時代である1405年に創建されました。
1592年に起こった壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の時には、多大な損傷を受けた景福宮の代わりに国王が居住志ながら国を治める宮殿の役割も担いました。また、光海君(クァンヘグン:李朝第15代王)以降、約270年に藁って李氏朝鮮王朝の政務が行われた王の御所です。日本統治下には意図的損傷も受け、その後放置されていましたが、1991年に本来の姿に復元されました。

このような経緯を持つ昌福宮は現在でも韓国を代表する宮殿だと考えられています。
全部で約135,000平方メートルの敷地に13棟の宮殿建物があり、その北半分を占める後苑(フウォン)には28棟の楼閣があります。一年中たくさんの観光客が訪れながら、建物や自然の維持管理が行き届いており、豊かな自然をそのまま活かして作った美しい宮殿の庭園、後苑の四季折々の姿はとても見ごたえがあります。

必見ポイント

昌徳宮にはおすすめポイントがたくさんあります。
一般観覧エリアと後苑特別観覧エリアにわかれていますが、どちらも有料での観覧となっています。入場チケットの購入を忘れずに行いましょう。また、この広大な広さを歩いて見て回ります。歩きやすい服装と靴の用意を忘れないようにお願いします。

敦化門(トンファムン)

敦化門

昌徳宮の声紋である「敦化門」はソウルの宮殿に現存する「最古」の声紋です。1412年に創建され、1609年に再建されました。朝鮮時代には、2階に時を知らせる鐘と太鼓があったとされますが、現在はありません。

錦川橋(クムチョンギョ)

敦化門を入って右側にあるこの錦川橋ですが、1411年に造られたソウルに残る「最古」の石橋です。動物の形をした石造が彫られています。

仁政殿(インジョンジョン)

仁政殿

この仁政殿は昌徳宮の正殿です。王の即位の儀式や朝礼・外国特使との石鹸などの重要な行事に使われました。
建物は高い天井を持つ1層構造で、他の古宮と同様に中心に王の座席である御座が置かれ「日月五峰図(イロルオボンド)」が飾られています。
1900年代に導入されたシャンデリアも見られます。この仁政殿は韓国の国宝225号に指定されています。

そのほかにも一般観覧エリアにはおすすめスポットがたくさんあります。日本語でのガイド案内も無料で用意されていますので、チケット購入の際に尋ねてみると良いです。60分でおすすめのコースを回るので効率よく見て回れます。

芙蓉池(プヨンジ)

後苑特別観覧エリア。もとは池がありましたが、「空は丸く、地は角ばっている」という陰陽五変説に従って、四角い池を地に見立て、空を象徴する丸い島を作ったと言われています。池の水は地下水や雨は降るときには、西の警告の水は龍の頭の石像を通して流れて入ってきたりもし、池ではタイヤ鮒を育て、舟を浮かべて釣りや舟遊びを楽しんでいたそうです。
名前の芙蓉は蓮の別名です。この一帯を上から眺めると蓮の花が開いたように見えるとも言われます。ドラマ「宮殿女宮チャングムの誓い」でチャングムが散策する場面に登場したのもこのあたりです。

後苑特別観覧エリアにはおすすめスポットが多く、昌徳宮は写真撮影や看板の説明を見ながら見学するとかなり時間がかかります。広大な敷地がありますので、ゆっくり見学し、山の自然もゆっくり眺めてみるのも良いでしょう。

国名 / エリア アジア / 大韓民国
登録年 1997
登録基準 文化遺産 (ii) (iii) (iv)
備考 ■関連サイト
Changdeokgung Palace Complex(UNESCO)

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