ボリビア中南部、シカシカ山とチュルケラ山の麓に位置する古都スクレは、16世紀にスペイン人によって建設され、現地の伝統とヨーロッパの建築様式を融合させた建造物群で知られています。
碁盤状の街路や中庭を備えた住宅、教会、修道院などが整然と配置され、ルネサンス初期からバロック、ネオクラシックに至る多様な様式を取り入れています。都市中心部には16世紀のサン・ラザロ教会やメトロポリタン大聖堂、ボリビアの独立宣言が調印された1621年建造の「自由の家」などが現存し、司法、宗教、文化の中心としての歴史を示しています。こうした建築の融合と保存状態の良さにより、ラテンアメリカにおけるスペイン植民地都市の優れた事例として高く評価されています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ボリビア |
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登録年 | 1991 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) |
備考 | ■関連サイト Historic City of Sucre(UNESCO) |