メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ

Historic Centre of Mexico City and Xochimilco

メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ

「メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ」は、メキシコの首都に位置する世界遺産です。13世紀末、アステカ人はメキシコ盆地に到来し、テスココ湖上を干拓して首都テノチティトランを築きました。16世紀、スペイン人に征服されると、先住民の技術を取り入れた碁盤目状の都市計画によって、植民地都市メキシコ・シティが形成され、新大陸におけるスペイン植民都市の代表例となりました。この地は、14〜19世紀にかけて建築や都市空間の発展に大きな影響を与えました。

現在も市中心部に残る、テンプロ・マヨールの遺跡群は、神殿跡や石碑を通じて、失われたアステカ宗教文化を今に伝えています。また、市の南部にあるソチミルコでは、伝統的な水上農法「チナンパ」が今なお見られ、征服以前の土地利用の唯一の痕跡として高く評価されています。

国名 / エリア アメリカ大陸 / メキシコ
登録年 1987
登録基準 文化遺産 (ii) (iii) (iv) (v)
備考 Historic Centre of Mexico City and Xochimilco(UNESCO)

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