ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設

「ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設」は、ウクライナ西部の都市チェルニウツィーに残る建造物群。1864年から1882年にかけて、チェコの建築家ヨセフ･ハラフカにより建てられました。

建築群には、ブコヴィナとダルマチアの首都大主教の邸宅のほか、神学校、修道院が含まれ、ドームの付いた十字架型の神学校教会や庭園が特徴的です。ウクライナの民族文化、ビザンチン、ゴシック、バロックの要素を組み合わせた建築や装飾は、19世紀の歴史主義建築の傑出した例です。ハプスブルク統治時代の東方正教会の強い影響力を体現しており、オーストリア＝ハンガリー帝国の宗教寛容政策を反映しています。