「ピーコ島のブドウ園文化の景観」は、大西洋に浮かぶ火山島という困難な環境に農業慣行を適応させた優れた例として、世界遺産に登録されました。
ポルトガル領のピーコ島は、大西洋のアゾレス諸島にある9の火山島のうちのひとつです。15世紀に最初の入植者が到着して以来進化してきた、ブドウ栽培の発展とともに形づくられた独特の景観が見られます。岩だらけの海岸から内陸に長い直線の石壁が平行に延び、何千もの連続した小さな長方形の栽培区画を作り出しています。その石壁が、風や海水から作物を守ります。石壁に囲まれた小さな畑の非常に美しい人工の景観は、小規模農家が何世代にもわたり、過酷な環境の中で持続可能な生活と価値の高いワインを生み出してきた歴史を証明するものです。
国名 / エリア | ポルトガル / ヨーロッパ |
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登録年 | 2004 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (v) |
備考 | Landscape of the Pico Island Vineyard Culture(UNESCO) |