「メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス」は、メキシコシティ南部コヨアカン地区に位置する国内最大規模の大学施設で、1949〜1952年に建設されました。このキャンパスは、20世紀モダニズム建築の原則に、メキシコの先住民文化や伝統美術の要素を融合させた都市計画として高く評価されています。
60人以上の建築家・芸術家・都市計画家が協力して、教育の発展と生活の質向上を目指した理想的な学びの空間を創出しました。大学図書館の壁画を手がけたフアン・オゴルマンや、ディエゴ・リベラ、ダビッド・アルファロ・シケイロスといった著名な壁画家による芸術作品も多く、建築と美術が一体となった景観は、知・文化・国家アイデンティティの象徴とされています。ラテンアメリカにおける近代都市・建築の象徴として、高く評価されています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / メキシコ |
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登録年 | 2007 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iv) |
備考 | Central University City Campus of the Universidad Nacional Autónoma de México (UNAM)(UNESCO) |