ネムルット・ダー

Nemrut Dağ

ネムルット・ダー|トルコの世界遺産
Photo by Mehmet Turgut Kirkgoz on Unsplash

ネムルット・ダーは、トルコ南東部に位置する標高2134mの山。ここには、コマゲネ王国の後期ヘレニズム時代の王アンティコオス1世が、自らを称賛するために建てた神殿墓があります。これはヘレニズム時代の芸術と建築の好例で、その複雑な設計や巨大な規模は、当時の最も野心的な建設事業に数えられています。

直径145メートル、高さ50メートルの石の小片で覆われた頂上部は、東・西・北の三方向をテラスに囲まれ、上層のテラスには、神々とされる5体の巨大な座像が並び、ライオンとワシの守護像に囲まれています。像の頭部は下層に落ちています。

ネムルット・ダーは、ギリシャとペルシャの神々を融合させたユニークな宗教的シンボルであり、碑文や浮彫を含み、コマゲネ王国の独自の文化と宗教的特色を示す貴重な証拠を伝える記念碑です。

国名 / エリア アジア / トルコ
登録年 1987
登録基準 文化遺産 (i) (iii) (iv)
備考 ■関連サイト
Nemrut Dağ(UNESCO)

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