ギリシャ北部のエーゲ海に突き出た半島の東端、起伏の多い一帯が「アトス山」として世界遺産に登録されています。標高約2,000m、美しい森に覆われたアトス山の急斜面には、20 の修道院と100ほどの付属施設が点在しています。10世紀以来、正教会の精神的中心地として享受してきました。女性と子供の立ち入りが禁じられているこの「聖なる山」には、現在も約 1,400 人の修道士が暮らしています。
アトス山は芸術的な場所としても知られています。修道院のレイアウトは、はるか遠くロシアにも影響を与え、壁画やオブジェ、イコン、詩集に至るまで、正教の芸術の歴史に影響を与えた傑作も大切に保管されています。周辺の風景は伝統的な修道院の農業慣行や林業と調和し結びついており、それがアトス山の地中海の森林と関連する植物の保護につながっています。
国名 / エリア | ギリシャ / ヨーロッパ |
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登録年 | 1988 |
登録基準 | 複合遺産 (i) (ii) (iv) (v) (vi) (vii) |
備考 | Mount Athos(UNESCO) |