スイス東部、フランスとの国境に近いジュラ山脈中にある隣接する2つの町、ラ・ショー-ド-フォンとル・ロクルでは、18世紀以降、時計製造業に特化した独自の都市開発が行われてきました。製造効率を向上させるため、時計製造の工房と職人の生活空間が戦略的かつ密接に配置された街並みが見られます。こうした合理的で実用的な都市計画が、時計製造という単一産業の持続可能な発展を促してきました。この点が評価され、2009年に「ラ・ショー‐ド‐フォン/ル・ロクル、時計製造の町」として世界遺産に登録されました。
カール・マルクスは著書『資本論』の中で労働の分業を分析するにあたり、ラ・ショー-ド-フォンの時計産業に触れて「巨大な工業都市」と言及しています。
国名 / エリア | スイス / ヨーロッパ |
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登録年 | 2009 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) |
備考 | La Chaux-de-Fonds / Le Locle, Watchmaking Town Planning(UNESCO) |