インド北部に位置する「ジャイプールにあるジャンタール・マンタール」は、18世紀初頭に建てられた天文観測施設です。当時この地を統治していたジャイ・シン2世は天文学への造詣が深く、インド北部に5か所の天文観測施設(ジャンタール・マンタール)を建造しました。そのうち最も規模の大きなジャイプールのものが、2010年に世界遺産に登録されました。
ジャイプールのジャンタール・マンタールには20以上の主要観測施設が設けられています。それぞれがモニュメントのようにユニークな形状をしていますが、裸眼で天体の位置を観察できることを目的とし設計されており、建築面でも機器としても革新的な技術が導入されました。中でも最大のサムラート・ヤントラは、高さ27.4メートルの日時計で、2秒単位で時間を計測することができます。
国名 / エリア | アジア / インド |
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登録年 | 2010 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (iv) |
備考 | The Jantar Mantar, Jaipur(UNESCO) |