ホー王朝の城塞

ホー王朝の城塞は、ベトナム北部のタインホア省に1397年に建てられました。この地は1400年から1407年までホー王朝（胡王朝）の首都として機能し、中国の明の侵攻により陥落しました。

要塞は内城、ラタン外壁、ナムジャオ祭壇により構成され、山や川に囲まれた風光明媚な立地に風水の原則に基づき配置されています。内部城塞は大きな石灰岩のブロックで構築され、仏教文化に中国の儒教哲学を取り入れた、王朝の中央集権権力を示す空間が創り出されています。