チャン・アン複合景観

Trang An Landscape Complex

ベトナム北部、紅河デルタの南縁に近いニンビン省に位置するチャン・アン複合景観は、文化と自然両面の価値が評価された複合遺産です。大部分は古都ホアルー、チャンアン・タムコック・ビッグドン景勝地、ホアルー特殊用途林の3つの保護地区に属しています。

熱帯雨林に覆われそびえ立つ山々、静かに流れる川や洞窟を含む美しい景観は、世代を超えて人々にインスピレーションを与えてきました。

一帯は過去に数回海に沈み、石灰岩が削られ、壮観なタワーカルストなど多様な地形が形作られました。現在は陸上に姿を見せています。地形進化の歴史を示す好例としても、世界的に重要です。

この地域には約3万年前から人類が暮らした痕跡が残されています。更新世後期から完新世初期の海面上昇などを含む気候、地理、環境条件の大きな変化に適応し、人間が自然景観と共存してきたさまを示す、東南アジアの傑出した例です。

国名 / エリア アジア / ベトナム
登録年 2014
登録基準 複合遺産 (v) (vii) (viii)
備考 Trang An Landscape Complex(UNESCO)

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