セルビア東部に位置する「ガムジグラード‐ロムリアーナ、ガレリウスの宮殿」は、がレリウス皇帝の命で3世紀後半から4世紀初頭にかけて建設された、後期ローマ時代の宮殿です。
この遺跡は、ローマ帝国の建築とイデオロギーを示す貴重な証拠で、非常に良好な状態で保存されています。宮殿とその周辺の強固な防御施設は、ローマ帝国四分統治時代の皇帝たちが、軍事的指導者であったことを象徴しています。また、儀式的および記念的な目的を組み合わせた建築群としても特異です。特に四重塔(テトラピロン)が、世俗的な防御施設と宮殿、および霊廟の神聖な空間を結びつける交差点に配置され、二つの空間の関係を強調しています。
国名 / エリア | セルビア / ヨーロッパ |
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登録年 | 2007 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (iv) |
備考 | Gamzigrad-Romuliana, Palace of Galerius(UNESCO) |