ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ

The Climats, terroirs of Burgundy

フランス中東部のブルゴーニュ地方。ワインの生産地として世界的にも名高いこの地域が、「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ」として世界遺産に登録されています。

クリマとは、ブドウ畑の小さな栽培区画のこと。世界遺産には1247のクリマが登録されていますが、それらは地質、水はけ、日当たり、大気の特性など、特定の自然条件によりそれぞれが異なる特性を示しています。土壌の特性に従い、区画の境界や栽培するブドウの種類が定められます。

この地域の粘土石灰岩土壌の丘陵地帯では、10世紀以上にわたり、ブドウ栽培とワイン製造のノウハウが培われてきました。その過程で、自然条件と人間の活動の相互作用により、ブドウ栽培を中心とした独特の土壌と景観をつくりあげてきました。それは、現在も盛んに続けられるブドウ栽培により引き継がれていきます。

世界遺産には、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌのブドウ栽培地のクリマや関連するワイン生産施設のほか、ブルゴーニュワインの集散地ボーヌ、この地域のワイン製造システムを生み出す政治的中心であったディジョンの歴史地区も含まれています。

国名 / エリア フランス / ヨーロッパ
登録年 2015
登録基準 文化遺産 (iii) (v)
備考 The Climats, terroirs of Burgundy(UNESCO)

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