フランス中部に位置するブールジュ大聖堂。正式名称は「サン=テチエンヌ大聖堂」といいます。
この場所には3世紀頃に建てられた礼拝所がありましたが、11世紀にロマネスク様式、12 世紀後半から 13 世紀後半にかけてゴシック様式で改築され、大聖堂へと作りかえられました。そのデザイン性や芸術性の高さから、ゴシック芸術の偉大な傑作の 1 つに数えられています。16世紀にはルネサンス様式の塔も建てられるなど、その後も改築が加えられ、現在のブールジュ大聖堂には、ロマネスク様式以降、中世の多様な建築様式が混在しています。
中央入り口に見られる「最後の審判」のレリーフは、ゴシック彫刻の傑作と称され、彫刻やステンドグラスの装飾の卓越した美しさも注目に値します。また、中世フランスにおけるキリスト教の力の強さの象徴として、非常に重要な存在となっています。
国名 / エリア | フランス / ヨーロッパ |
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登録年 | 1992 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (iv) |
備考 | Bourges Cathedral(UNESCO) |