タイ北東部、メコン川流域内に位置する「バン・チアン古代遺跡」は、先史時代の集落の遺跡。1966年から発掘調査が本格化し、これまでに東南アジアで発見されたものでは最も重要なものと考えられています。
バン・チアン古代遺跡は、現在まで続く定住農業文明への進化を示しており、それ以前の先史時代の遺跡とは一線を画す、東南アジア独特の社会の広がりと発展を示すものとして注目されています。紀元前3000~2000年頃のものと考えられる彩文土器や青銅器が発掘され、古代から稲作農業や家畜の飼育が行われていたことが確認されています。
人類の文化的、社会的、技術的進化における重要な段階を示す点が評価され、1992年に世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | アジア / タイ |
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登録年 | 1992 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) |
備考 | Ban Chiang Archaeological Site(UNESCO) |