イタリア、ローマ近郊にあるヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)は、ローマ皇帝ハドリアヌスによって建てられた、古典建築の別荘です。西暦117 年から138 年の間に建てられたこのヴィッラには、ハドリアヌスが帝国内を旅した際に訪れた古代ギリシャ、ローマ、エジプトの建築の伝統が取り入れられており、「理想の都市」として設計されました。
敷地内には約 30 の建物が現存しており、ギリシャ劇場や神殿、高級、図書館、大小の浴場、庭園のほか地下回廊も含まれます。これら建造物や内外を飾る彫像や彫刻のコレクションは、偉大なローマ皇帝の趣味、博識、権力を物語っています。
ヴィッラ・アドリアーナ (ティボリ)は、後のルネッサンス期とバロック期の建築、また19世紀以降現代の建築家やデザイナーにも大きな影響を与えました。
国名 / エリア | イタリア / ヨーロッパ |
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登録年 | 1999 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iii) |
備考 | ■関連サイト Villa Adriana (Tivoli)(UNESCO) |