「アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ」はイタリア北東部、アドリア海の北端に面した考古学的遺跡。
アクイレイアは紀元前181年に築かれ、初期ローマ帝国で最大かつ最も裕福な都市に数えられました。地中海と中央ヨーロッパを結ぶ主要な貿易の中心地として栄え、その富と地位は、壮麗な公共建築物に繁栄されており、多くは考古学的遺跡として残っています。初期キリスト教時代に建てられた総主教聖堂バシリカは、土台となった4世紀の聖堂の並外れた芸術性を誇るモザイクの床を残し、11世紀から14世紀にかけてロマネスク様式とゴシック様式で再建されました。このバジリカは1751年まで存続した総主教区の所在地となり、中世初期に中央ヨーロッパの広域にキリスト教が広まる上で決定的な役割を果たしました。
アクイレイアの大部分はいまだ野原の下に埋もれたまま無傷で発掘もされていないことから、地中海地域における初期ローマ都市の最も完全な例として評価されています。
国名 / エリア | イタリア / ヨーロッパ |
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登録年 | 1998 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (iv) (vi) |
備考 | ■関連サイト Archaeological Area and the Patriarchal Basilica of Aquileia(UNESCO) |