ポーランド南部、マーウォポルスカ(小ポーランド)地方南部に点在する木造教会群は、ローマカトリック文化における中世の教会建築のさまざまな伝統的側面を示す好例です。このうち15世紀から16世紀に建てられた6つの教会が、「マーウォポルスカ南部の木造教会群」として世界遺産に登録されています。
これらの教会の建築には、東ヨーロッパと北ヨーロッパで中世以降一般的だった水平な丸太工法が用いられました。こうして建てられた教会は優れた芸術性と技術の高さを誇り、中世の貴族の社会的および政治的名声の象徴として支持を集め、都市中心部に建てられた石造りの建物に代わる建築様式を呈しました。
国名 / エリア | ポーランド / ヨーロッパ |
---|---|
登録年 | 2003 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (iv) |
備考 | Wooden Churches of Southern Małopolska(UNESCO) |