ドレスデン・エルベ渓谷 (登録抹消)

Dresden Elbe Valley (Delisted)

ドレスデン・エルベ渓谷の 18世紀~19世紀の文化的景観は、ドイツ東部を流れるエルベ川流域に約18㎞にわたって広がっています。なだらかな渓谷にドレスデンの街が形成され、16世紀から20世紀にかけての数多くの記念碑や公園のほか、19世紀と20世紀の郊外の別荘や庭園、貴重な自然も見られます。川沿いの階段状の斜面の一部は現在もブドウ栽培に使用されており、古い村のいくつかでは産業革命の名残が見受けられ、この地域がヨーロッパにおける文化、科学、技術の交差点であったことがうかがえます。バロック様式の建造物と郊外の田園都市が、渓谷内にて調和のとれた芸術的な情景に統合されている、傑出した文化的景観の例として、2004年に世界遺産に登録されました。

しかしながら、住民からの要望が高かった新しい橋の建設により、周辺の景観が著しく損なわれたことを理由に、2009年に世界遺産リストから抹消されました。

国名 / エリア ドイツ / ヨーロッパ
登録年 2004
登録基準 文化遺産 (ii) (iii) (iv) (v)
備考 Dresden Elbe Valley (Delisted)(UNESCO)

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