パキスタン北部のパンジャブ州にあるロータス城塞は、スリ王朝の創始者であるシェール=シャーにより1541年に建設が始められました。16世紀の中央・南アジアの初期のムスリム軍事建築の傑出した好例として、1997年に世界遺産に登録されました。
周囲4km超の石造りの壁で囲われ、68の稜堡と12の城門があります。火薬と大砲の攻撃に備え開発されたトルコの軍事建築に、インド亜大陸の建築と芸術の伝統が融合し、独特のスタイルを示しています。石の彫刻、カリグラフィーの碑文、艶めくタイルなど、洗練された装飾の芸術性も見どころです。
国名 / エリア | アジア / パキスタン |
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登録年 | 1997 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | Rohtas Fort(UNESCO) |