ヴェガオヤン-ヴェガ群島

ノルウェーの北極圏のすぐ南、ヴェガを中心とする島々の文化的景観が、「ヴェガオヤン-ヴェガ群島」として世界遺産に登録されています。総面積は107,294ヘクタール、うち陸地は6,881ヘクタールです。

北極圏に近いこの地域では、荒涼とした厳しい自然環境の中、約1500年に渡り漁師や農民が持続可能な質素な生活を営んできました。その基盤となるのは、ケワタガモの羽毛の採取という独特かつ伝統的な産業です。世界遺産の登録範囲には、一帯の漁村、岸壁、倉庫、ケワタガモが巣をつくるために建てられた家、農業風景、灯台などが含まれています。