ポーランド南部の上シレジア地方に位置する「タルノフスキェ・グリの鉛・銀・亜鉛鉱山とその地下水管理システム」は、16世紀半ばから19世紀後半にかけて300年以上にわたり、鉛と亜鉛の生産に貢献した鉱山と、その運営を支えた水力工学の発展を反映した世界遺産。 大部分は地下にあり、坑道、立坑のほか、19世紀の蒸気水ポンプ場の遺跡が残ります。
この地下水管理システムは、地下の採掘地帯を排水し、鉱山からの排水を町や産業に供給するために整備されたもので、水力工学の技術の傑作と評されています。現在も当初の設計とほぼ同じ方法で機能しており、タルノフスキェ・グリの町へ飲料水を供給しています。
国名 / エリア | ポーランド / ヨーロッパ |
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登録年 | 2017 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iv) |
備考 | Tarnowskie Góry Lead-Silver-Zinc Mine and its Underground Water Management System(UNESCO) |