タドラット・アカクスのロック-アート遺跡群

Rock-Art Sites of Tadrart Acacus

タドラット・アカクスのロック・アート遺跡群は、リビア南西部、アルジェリアとの国境に近いサハラ砂漠中心部に位置しています。この遺跡には、紀元前12000年から西暦100年にかけて描かれた数千点の多様な洞窟絵や岩絵が残されており、サハラ砂漠地域の歴史、文化、そして動植物の変遷を知る貴重な証拠となっています。

岩絵には、かつてサバンナに生息していたゾウ、キリン、サイなどの大型動物や、狩猟を行う人々、さらには馬やラクダに乗った人物が描かれており、緑豊かだったこの地域が次第に乾燥地帯へと変わっていった様子を物語っています。また、儀式や舞踏といった古代の生活風景を描いた岩絵も多く、古代サハラに暮らした人々の文化や生活様式が垣間見えます。

国名 / エリア アフリカ / リビア
登録年 1985
登録基準 文化遺産 (iii)
備考 Rock-Art Sites of Tadrart Acacus(UNESCO)

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