古代都市スコタイと周辺の古代都市群

Historic Town of Sukhothai and Associated Historic Towns

概要

スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町

タイにある「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」は、1991年にユネスコの世界遺産に登録された、スコータイ王朝時代の歴史を今に伝える3つの歴史公園です。

「スコータイ歴史公園」「シーサッチャナーライ歴史公園」「カムペーンペット歴史公園」は約700年前に栄華を極めたスコータイ王朝の主要都市として繁栄していました。

スコータイには「幸福の夜明け」という意味があり、1238年にタイ族による最初の王朝が開かれ、第3代王ラームカムヘーンの時代に最も発展したのです。

ラームカムヘーン王を含む歴代の王たちは仏教の布教に熱心だったため「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」では数多くの寺院や仏像を目にすることができます。

特徴

スコータイ歴史公園

スコータイ歴史公園

スコータイ王朝時代の首都。城壁に囲まれたスコータイ旧市街とその周辺には、200以上の遺跡が残されています。

これらの遺跡は、スコータイ様式と呼ばれる、スコータイ王朝が確立した独特の建築様式に基づいて建てられました。

シーサッチャナーライ歴史公園

シーサッチャナーライ歴史公園
Photo by Alpha, on Flickr

スコータイ王朝時代に第2都市として栄えた町で13世紀から14世紀ごろに建設されました。 200を超える仏教寺院があるほかに、「サンカローク焼き」とよばれる陶器が有名です。

カムペーンペット歴史公園

カムペーンペット歴史公園
Photo by John Shedrick, on Flickr

カムペーンペットには「金剛の城壁」という意味があり、ビルマからの侵入を防ぐ目的で建設された要塞都市です。ここではスコータイ様式にタイ北部の文化を織り交ぜて発展したとされるカムペーンペット独特の様式の遺跡を見ることができます。

見どころ

ワット・マハータート

ワット・マハータート

スコータイ歴史公園内で最も重要な寺院。ワットは「寺」、マハータートは「巨大な仏塔」を意味し、初代の王「シーインタラーティット」が、王朝の誕生と同時に建立したとされています。

ワット・チャーンローム

ワット・チャーンローム
Photo by Arian Zwegers, on Flickr

シーサッチャナーライ歴史公園にあるワット・チャーンロームはラームカムヘーン大王が建立したとされる重要な寺院です。遺跡を取り囲む39頭の象の彫刻には精巧な装飾が施されており、スコータイ王国のかつての繁栄を感じることができます。

ワット・プラケオ

ワット・プラケオ
Photo by John Shedrick, on Flickr

カムペーンペット歴史公園のなかで最大級の大きさを誇るワット・プラケオは、バンコクにあるワット・プラケオ同様に王室専用の寺院として建てられました。


国名 / エリア アジア / タイ
登録年 1991年
登録基準 文化遺産 (i) (iii)
備考 ■関連サイト
Historic Town of Sukhothai and Associated Historic Towns(UNESCO)

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