サンタ・クルス・デ・モンポスは、コロンビア北部マグダレナ川沿いに位置する歴史都市。1539年頃に建設され、カルタヘナ港と内陸部を結ぶ交通の要衝として、スペインによる北南米の植民地支配と17~19世紀初頭の交通・商業の発展において重要な役割を果たしました。
都市は川と平行に発展し、中央広場ではなく3つの教会と広場が川沿いに並ぶ独特の構造を持ちます。歴史地区には、当時のままの用途で使われている建物が多く残され、スペイン植民地時代の河川都市の姿を今に伝えています。17世紀以降の「カサ・ティエンダ(家兼店舗)」の建物や中庭を備えた邸宅など、気候や文化に適応した建築様式が特徴的です。経済的衰退により開発から免れたこともあり、南米北部で最も保存状態の良い河川都市の一例として評価されています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / コロンビア |
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登録年 | 1995 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) (v) |
備考 | ■関連サイト Historic Centre of Santa Cruz de Mompox(UNESCO) |