ポントカサステ水路橋と水路

Pontcysyllte Aqueduct and Canal

イギリスのウェールズ北東部に位置するポントカサステ水路橋は、長さ307m、高さ38mを誇る、イギリスで最も長く高い水路橋です。起伏の激しいエリアに貨物輸送目的で航行可能な水路を設置するのは困難とされていましたが、土木技師トーマス・テルフォードが革新的な水路橋を建設しました。船を昇降させるための閘門を用いず、鋳鉄製のトラフを石造りの橋脚が支える美しいアーチ構造が特徴的で、産業土木建築の傑作と称されています。

水路橋は1805年に完成し、その後の世界中の土木建築に影響を与えました。現在も現役で稼働しており、毎年1万以上のナローボートが航行しています。

ポントカサステ水路橋を含むランレゴン運河の18kmを占める水路が、「ポントカサステ水路橋と水路」として2009年に世界遺産に登録されました。

国名 / エリア イギリス / ヨーロッパ
登録年 2009
登録基準 文化遺産 (i) (ii) (iv)
備考 Pontcysyllte Aqueduct and Canal(UNESCO)

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