ナーランダ・マハーヴィハーラの遺跡は、インド北西部のビハール州に位置する考古学的遺構です。マハーヴィハーラとは、修道施設の意。2016年に世界遺産に登録されました。
その歴史は紀元前3世紀までさかのぼり、5世紀から13世紀までインド亜大陸で最大かつ最長の歴史を有する修道・教育機関として機能した施設群の遺構が見られます。仏教が宗教として発展し、僧院や教育の伝統が花開いたことを物語る遺跡です。遺跡にはストゥーパ(仏塔)、チャイティア(石窟寺院)、ヴィハーラ(住居、教育施設を含む僧院)、霊廟、奉納品や漆喰、石、金属製の重要な芸術作品も含まれます。
ナーランダは建築面でも後世の仏教寺院に影響を与えました。宗教的慣習の変化を反映し、ここでは伝統的なストゥーパに代わり五重の形をしたチャイティアが主流となり、僧院や寺院の建築に新たな設計や芸術性を確立しました。
国名 / エリア | アジア / インド |
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登録年 | 2016 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) (vi) |
備考 | Archaeological Site of Nalanda Mahavihara at Nalanda, Bihar(UNESCO) |