メキシコシティの労働者地区に位置する「ルイス・バラガン邸と仕事場」は、1947〜1948年にメキシコの建築家ルイス・バラガンが自らのために設計・建築した自邸兼アトリエで、20世紀建築の傑作として高く評価されています。
バラガンはモダニズム建築にメキシコの伝統的要素や宗教的・詩的感性を融合させ、色彩、光、影、水、静けさを巧みに用いた空間を創出しました。これにより生まれた建築は視覚だけでなく、触覚や聴覚といった感覚全体に訴えかける、深い体験を提供します。邸宅には庭園も併設されており、バラガンの自然との調和を重視した設計理念が反映されています。その独自の建築哲学は、邸宅に限らず庭園設計や都市景観デザインまで、世界中の建築家に多大な影響を与え続けています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / メキシコ |
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登録年 | 2004 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) |
備考 | ■関連サイト Luis Barragán House and Studio(UNESCO) |