ロス・アレルセス国立公園は、アルゼンチン南部パタゴニアのアンデス山脈内に位置し、チリとの国境に接しています。
氷河の作用によって形成されたU字谷や透明な湖、連なるラグーンなど、多様で壮大な自然景観が広がり、世界に5つしかない温帯林のひとつであるバルディビア温帯林に属する豊かな森林が覆っています。特に、この地域に特有のアレルセ(パタゴニアヒバ)は世界最長寿級の樹木で、園内には樹齢2,600年に達する巨木も存在します。この地域は多くの固有種や絶滅危惧種が生息する生物多様性の宝庫であり、人為的影響が少ない原始的な自然環境が保たれています。また、青や緑、ターコイズに輝く湖と雪を頂く山々、密林が織りなす景観は、卓越した自然美を有しています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / アルゼンチン |
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登録年 | 2017 |
登録基準 | 自然遺産 (vii) (x) |
備考 | Los Alerces National Park(UNESCO) |