レオン・ビエホ遺跡群は、ニカラグア西部、マナグア湖の西端に位置し、モモトンボ火山の麓に広がっています。首都マナグアからは約68kmの距離にあります。
この遺跡は、アメリカ大陸における最初期のヨーロッパ人入植地のひとつとして、非常に重要な歴史的証拠を提供しています。1524年にフランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバによって創建された都市は、たび重なる自然災害により埋没し、後の開発から免れたことで、創建当時の都市構造がほぼそのままの形で保存されています。都市として大きく発展しなかったこともあり、16世紀スペイン帝国の経済・社会制度をそのままに伝える貴重な遺構となっています。スペイン人が築いた都市の初期モデルを保持しており、アメリカ大陸での植民都市建設における建材の試行錯誤の過程を今に伝える稀有な例です。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ニカラグア |
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登録年 | 2000 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (iv) |
備考 | Ruins of León Viejo(UNESCO) |