グアラニーのイエズス会伝道所群は、ブラジル南部とアルゼンチン北東部にまたがって位置する、17〜18世紀に築かれたイエズス会の伝道所の遺跡群です。
これらは、ヨーロッパから渡ったイエズス会宣教師が、先住民グアラニー族への布教の一環として共に築いた「レドゥクシオン」と呼ばれる集落制度の一環で、教会や住居、農園、交通網などを備えた高度に組織化された共同体でした。18世紀後半スペイン国王の命令でイエズス会は追放され、共同体生活は崩壊しました。残された遺構は、当時の布教活動を象徴する建築技術と空間構成を示すものであり、南米における歴史的・文化的交流の貴重な証拠とされています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / アルゼンチン / ブラジル |
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登録年 | 1983 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) |
備考 | ■関連サイト Jesuit Missions of the Guaranis: San Ignacio Mini, Santa Ana, Nuestra Señora de Loreto and Santa Maria Mayor (Argentina), Ruins of Sao Miguel das Missoes (Brazil)(UNESCO) |