メキシコ中部に位置する「ケレタロの歴史史跡地区」は、スペイン植民地時代の計画的な格子状の通りと、オトミ族をはじめとする先住民地区の入り組んだ曲がりくねった路地が並存する街並みが特徴的です。オトミ族、タラスコ族、チチメカ族、スペイン人が共に暮らし、多様な文化交流の象徴となっています。
17〜18世紀に建てられたバロック様式の教会や修道院、邸宅が多く現存し、特にサン・フランシスコ教会が有名です。これらの建築物は、メキシコ・バロックの芸術的価値を今に伝え、内部には多葉アーチやピンク色の石材装飾といった独自の特色が見られます。今日でも活気ある歴史的都市中心地として機能しています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / メキシコ |
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登録年 | 1996 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | Historic Monuments Zone of Querétaro(UNESCO) |