オリンダ歴史地区は、1535年にブラジル北東部の大西洋沿岸に築かれたポルトガル植民都市で、16世紀末から約200年間、砂糖産業の中心地として繁栄しました。街はオランダによる略奪、破壊後にポルトガル人により再建され、現在も18世紀を中心とする歴史的建築群が残されています。
丘陵地に広がる不規則な街路には、バロック様式の教会や修道院、庭園、色彩豊かな住宅が調和し、熱帯の緑に包まれた独自の景観を形成しています。アルト・ダ・セ大聖堂、ノッサ・セニョーラ・ダ・グラッサ教会、ミゼリコルディア教会などが象徴的建築として知られ、その建築美と都市構造は、砂糖経済が生み出した富と創造性の証です。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ブラジル |
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登録年 | 1982年 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | ■関連サイト Historic Centre of the Town of Olinda(UNESCO) |