シギショアラはルーマニア中央部のトランシルヴァニア地方に位置する要塞化された中世の街。中央ヨーロッパのラテン系文化と南東ヨーロッパのビサンティン・正教文化、そして商業的な交流の交差点として、重要な歴史的背景を有しています。
12世紀にドイツ系のトランシルヴァニア・ザクセン人によって築かれたシギショアラは、その文化を伝える重要な遺産の一つです。850年にわたる歴史を持つこの文化は現在、終焉を迎えつつありますが、シギショアラの都市景観や建築物はその貴重な証拠として残り続けています。
シギショアラ歴史地区には、バロック様式の時計塔や隣接する三つの広場、街の繁栄を支えた中世の商工業者のギルドに由来する名を持つ塔、ゴシック様式の教会などが点在しており、これらの建造物は世界遺産として登録されています。
国名 / エリア | ヨーロッパ / ルーマニア |
---|---|
登録年 | 1999 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (v) |
備考 | Historic Centre of Sighişoara(UNESCO) |