紀元前7世紀頃に築かれたとされるイタリアの首都ローマは、ローマ帝国およびキリスト教世界の中心地として栄え、2000年以上にわたり文明・宗教の中心地として西洋文化の基盤となってきました。ローマ歴史地区には、コロッセオ、フォロ・ロマーノなどの古代建造物から中世の大聖堂まで、膨大な数の遺跡や建築が状態良く残されており、その途切れることない歴史の連続を証明しています。古代ローマの建築や芸術は、後のルネッサンス、バロック、新古典主義における普遍的なモデルとして用いられ、ローマの芸術は何世紀にもわたり、世界中の建築、技術、都市計画や芸術の発展に決定的な影響を与えてきました。
芸術的価値の傑出した一連のローマの歴史的建造物と、バチカン市国に含まれる大聖堂が、「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」として世界遺産に登録されています。
国名 / エリア | イタリア / バチカン市国 / ヨーロッパ |
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登録年 | 1980年 / 拡張年 1990年 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iii) (iv) (vi) |
備考 | ■関連サイト City Enjoying Extraterritorial Rights and San Paolo Fuori le Mura(UNESCO) |