ナポリ歴史地区

Historic Centre of Naples

イタリア南部の都市ナポリは、その起源を紀元前9世紀までさかのぼる、ヨーロッパ最古の都市のひとつです。現代の都市構造は、紀元前470年に古代ギリシャ人入植者により建設されたネアポリスから現在までの、長く波乱に満ちた歴史と文化の痕跡を保存しています。ナポリ湾に面したこの都市は、その歴史を通じて地中海地域の文化の中心地として、ヨーロッパ内外の広い地域に多大な影響を与えてきました。

マグナ・グラエキア(古代ギリシア人の入植地)やローマ共和国の中心地として機能したナポリは、11世紀にノルマン人のオートヴィル家の支配下に入り、13世紀にアンジュー家がナポリ王国を興して繁栄します。16世紀にはアンジュー家の衰退とともにスペインの支配下に入りました。「ナポリ歴史地区」には、それぞれの時代に背景を持つ卵城、ヌオヴォ城、王宮などの歴史的建造物が含まれています。

国名 / エリア イタリア / ヨーロッパ
登録年 1995
登録基準 文化遺産 (ii) (iv)
備考 ■関連サイト
Historic Centre of Naples(UNESCO)

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